京都の年末年始を支える仕事人!風流やわぁ

伝統・文化

京都の年末年始を支える仕事人!風流やわぁ

年の瀬の京は本来の姿?

京都で生まれ育ち、一時は外で過ごした僕だけれども、やっぱり京都の年末年始は少し独特かもしれない。
せわしない感じとともに、どこか懐かしい空気を味わえる、不思議な感覚を覚えるから。

ビジネス的な人のやりとりや時間の流れ方、あるいは観光客のごったがえす日常とは正反対の、昔から続く京都の日常といった感じといえばいいでしょうか。

そして、そうした空気を感じる空の下には、年末年始を演出するたくさんの職人さんの姿があるのだと、たまたまポストに入っていた地元誌で実感したのでした。

なかなかお目にかかる機会のない、年末年始に映える職人さんたちの姿。
こちらでもシェアしていきたいと思いました。

これで今回の年末年始には、目にするものの見方が変わるかなぁ。

職人

出典 http://www.krp.co.jp

<新年の洗面台に映るのは新しいタオルで笑顔の私 ↓↓↓ >

職人の仕事や技は普段は見られないもの

年末を彩る職人さんたちの作品は、むしろ普段はお目にかかることが少ないのかもしれませんね。
今回、元ネタになった記事を見ながら「さて、こうした職人さんは普段どんな仕事をしているのだろうか?」と思ったりしたものです。

そのくらい、特別な時期である年末は、ある意味職人さんたちのおかげで成り立っている、彩られた世界なのかもしれません。

例えば、京都南座の「吉例顔見世興行」で劇場前に掲げられる"まねき看板"を書く"まねき書き"職人さん。
大人の背丈ほどもある大きな板にまたがって、勘亭流(かんていりゅう)と呼ばれる独特の書体を書いていくのだとか。
職人さんいわく「字というより模様を描いている感覚」というまねき看板を見て年末を感じる人も少なくないのでしょうね。

<確かに、これは年末を感じさせる>

まねき看板

出典 http://www.kyoto-np.co.jp

また、誰もが一度はお世話になったことがあるであろう「北野天満宮」でも正月の準備が始まっているといいます。こちらの職人さんは巫女さん。
北野天満宮は境内に1500本も植えられている梅でも有名ですが、この梅干しが「大福梅」として授与されており、お茶に入れた「大福茶」は一年の無病息災を願って飲む正月の縁起物。

実は6月から梅の実の採取、塩漬け、土用干し、調整といった仕事に取りかかっているのだとか。
神職も巫女さんも総出で取りかかるこの作業では、土用干しが一番大変だそうです。
縁起物の裏白を添えてのしで丁寧に包むそうですが、参拝者の一年間の健康を願いながら包んでいるといいますから、こちらも感謝感謝です!

<お茶のおともにも和のスイーツは欠かせない ↓↓↓ >

家で迎えるお正月といえば、昔は玄関先に門松が飾られたものですね。
近年は家庭で飾られることは少なくなってきたのかもしれませんが、企業などでは大きな門松が飾られている様子もまだまだ見かけます。

この門松に使われる"松"を生産している農家も、確かにあるわけですね。
そこはやはりお正月用の商品として出荷するわけですから、私たちの想像以上の作業があるようです。
余分な枝葉を取り除いたり、表皮のヤニを拭いて整えたり…
小さなところにもこだわりが行き届いた門松。いい一年を過ごせそうです。

あるいは、もともとは舞妓さんがお茶屋さんに年末の挨拶に行ったときにもらう縁起物から始まったという"福玉"を作る職人さんも。
小さいころの地蔵盆で、くじ引きの時に触ってたあれかぁ(大きさは全然ちがうけど)。

当時は分からなかったけど、あの材質は餅の皮だったんですね。独特の触感はとても気持ち良かった…。
そして、僕たちの場合は福玉を割った中から出てきたものはくじの番号だったけれども、本来の福玉は中に人形などが入っているんですってね。
年が明けてから福玉を割って、中から出てきたもので新年を占ったりするそうです。

近年は一般の人の購入も増えているようですから、今年は縁起担ぎに買ってみるのも面白いかも。

福玉

出典 http://img-cdn.jg.jugem.jp

独特の雰囲気と新年への期待が入り乱れる京都の年末年始。
せわしない中でちょっと立ち止まり、普段では目にできない一面をのんびりと楽しむのもいいかもしれません。

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